浮気調査のリスク

浮気調査のリスクを考えてみた。
著者は長年探偵業に従事してきたが「いくら案件をこなしても納得しない」事柄が探偵業には存在し疑問に思い考えつつも現在に至っている。

探偵は本来「人のためになる」仕事であると考え現在まで長きに渡り続けてきた職業である。
しかし、調査を勧めるだけではなく「調査後に考えられる依頼人に降りかかるであろうリスク」の存在も経験上想定内にある。

仮に「御主人の浮気調査を一週間実施したと仮定し、 浮気の事実が判明、探偵の調査により浮気の証拠取得できた状況」が前提で依頼人に降りかかるであろうリスクについて考えてみよう。

この状況下で浮気相手の女性についての身元は判明していない。

もし、あなたがこの立場ならどのような行動を起こすか考えてみていただきたい。
多くの方は「御主人に浮気の事実」があることを認めさせる話を直接本人に問いただすであろう。
そして、相手女性がどのような人物であるか問い「交際がどのくらい長い期間であったか?」などを問うことだろう。

そして、最後に「この女性と本気で浮気しているか?」問題の核心である最重要ポイントを話し合う。
御主人が浮気相手に本気であった場合は「離婚し新たな生活」を視野に入れなければならない。

上記の流れが浮気調査後に御依頼者に起きるであろう事柄である。

リスク説明の必要性

この流れの中で御依頼者が探偵を雇い浮気調査を実施しする過程で 「御主人との離婚」が想定内であったならば「浮気調査により大きなリスク」がもたらされるとは言い難いだろう。
離婚が前提でない浮気調査後であっても実際には浮気発覚後の「家庭環境の修復」は困難であり 「それ以前に送っていた日常に戻る」には多くの時間が必要になる。

離婚に至らない場合でも「家庭に影響が出るリスク」は存在し「調査結果が原因で数年後に離婚」なども少なくないケースなのである。

このように浮気調査で得られる結果により発生するリスクは必ず存在し 「このリスクと向き合う」事ができる依頼人でなければ「浮気調査を実施することを勧める」ことは出来ないのである。

探偵が相談時に重要なポイントとして相談者に確認するべき事項であるとも言え、 調査業界に問われるモラルとも関連性が高い部分でもあることから 「利益重視で調査を勧める」探偵業者には今一度、「依頼者スタンス」での調査による影響や、 その後のアフターケアの充実という意味合いも含めて考えていただきたいと広く呼びかけたい。

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