浮気調査はスリルあり!

自分の友人が探偵事務所を経営している関係で、何回か手伝ったことがあります。友人も素人同然で始めましたが、今では社員数名をかかえる企業になり、地元でも信用がある会社として知名度が上がってしまいました。そんな友人と企業当初の良い思い出話を書きたいと思います。

友人は8年前に会社を立ち上げました。当時は景気が余り良くなかった時代。それまで、友人は健康相談所で働いており、結婚の相談、パーティーの企画をやっていました。自分がパーティーに参加した際に、担当をしてくれたのが友人で、そのれが縁でたまに飲みようになり、パーティーにも割安の料金で参加させてもらったりしました。

ある時、いきなり「探偵事務所をやろうと思って」と相談されました。いきなり凄いなと思いましたが、決心は固かったようで、事務所も決めてあり、会社名も決めていました。会社を辞めて、すぐに広告を出し、犬や猫を探す仕事や、亡くした財布を捜すことや人探しなど、小さい仕事ですが、真面目に取り組んで行きました。

その当時、自分はアルバイトで何とか生活しているような状態だったので、たまに探すのを手伝ったりしました。ある程度仕事になれてきたとき、半年くらい経った頃でしょうか。不倫の調査をしてほしいという、60代のおばさんからの仕事がありました。

自分も暇だったので、相談についていき、友人が打ち合わせをしている近くの席で聞いていました。おばさんの話しに週末当たりに朝車で出ていくとのこと。それで、週末、土曜日の朝に近くで車で待機し、尾行することになりました。おばさんの家から想定すると、2つの方向が考えられるため、友人から手伝ってほしいと頼まれ、初めての尾行をすることになりました。

当日、朝5時に待ち合わせし、道の確認、何かあった時の連絡方法など入念に打ち合わせし、指示のあった場所で待機しました。5時30分頃から車の中で待機。まるで刑事ドラマのようだななんて自分で思いながら待っていました。ただ、思ったのは、そのおばさんの家は田舎であんまり建物がない環境でした。そんな中、逆に車が朝から止まっていることが不思議で、逆に感づかれてしまうのではないかと、そっちが心配でした。

30分経ち、1時間経ち、最初はハラハラドキドキで、尾行する際はどうするんだろう、見つかったらなんて想像していましたが、だんだんと待つことが辛くなっていきました。そして、2時間近く経ったとき、友人から「奥さんからこれから出る」と連絡が入ったと連絡がありました。

手に汗を握りしめ、待ちました。すると1台の車が。緊張していると、何と友人の待っている方へ。自分の方ではなかったのです。緊張感がマックスだったにもかかわらず、肩すかしをくってしまいました。結局、その件は尾行しましたが証拠は出なかったようです。もしかすると、おばさんの思い込み?だったのかもという友人の話しでした。

ちなみに、この仕事で友人は報酬として10万円以上支払ってもらったそうです。でも、実際は尾行はしませんでしたが、スリルはありましたね。

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